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「RPG」とは「Role Playing Game」(ロール・プレイング・ゲーム)の略称です。文字通り「役割
を演じるゲーム」ですね。コンピュータゲームの影響から「RPG」は、殊にファンタジー世界を背 景に冒険するゲームと勘違いされる方もおられるかも知れませんが、そのジャンルは特定のも のには縛られません。
ファンタジー・SF・推理・サイバーパンク・ホラー・ナンセンス‥‥ありとあらゆる架空世界に
住む人物の役割を演じるならば、それはすべからく「RPG」なのです。極端な話、皆さんが小説 を読む時、その中の登場人物に感情移入して、喜怒哀楽するその時、拡大解釈としての「RP G」を体験しているとも言えます。
ロール・プレイングって、意外と単純明快な言葉ですよね? 多分、子供の頃に皆さんも一度
は経験していると思いますが、男の子が物語のヒーローになりきって遊ぶ「ごっこあそび」や、 女の子たちが擬似的に架空のシチュエーションを即興で演じる「おままごと」が、その端的な例 にあたるでしょう。
近年主流になっている「RPG」はコンピュータゲームですが、これはこのホームページで記事
展開される「TRPG」とは似て非なるものです。確かに、マルチメディア的展開を見せるコンピュ ータRPGは、これから説明するどこかチマチマとした「TRPG」と違って、派手で印象的、何より も映像技術の急速な発展のおかげで、仮想世界での冒険をより刺戟的に擬似体験できます。 反面、「飽きっぽい(一度ゲームをクリアするとそれまで)」「孤独なソリティア(独りで遊ぶ)」とい う淋しい側面も持っています。近年は「オンライン・コンピュータRPG」という新しいジャンルのR PGも誕生しましたが、システムと世界設定はあくまで制作サイドから与えられるものでしかな く、プレイヤー同士のコミュニケーションが限定的に発生する以外、新しい要素は見当たりませ ん。
「TRPG」は「Table-Talk Role Playing Game」の略称です。決して、コンピュータの「RPG」を越
えるものではありませんが、その歴史は古く、コンピュータゲームでは味わえない良さも持って います。ようは、シナリオや背景設定やキャラクターという、コンピュータゲーム制作者と、コン ピュータ自身が担当する部分を、同じ卓(テーブル)を囲んだ数人の生身の人間が、分担して 担当し、その演算処理を(少々原始的ですが)サイコロやカード、計算機、そして何より卓を囲 むプレイヤーと、その牽引者たるゲームマスターの頭脳や感情が行うだけのことです。単純に 言えば「卓上で数人の人間が特定のキャラクターに感情移入しながら遊ぶゲーム」ですが、こ れがなかなか、体験していない人に上手く表現できません。そこで、まずは、その「TRPG」のラ イブログともいえる、当ホームページの「リプレイ」をご覧下さい。
TRPGが、子供の時に皆さんが誰でも体験しているあの「ごっこあそび」や、本質的には「コン
ピュータゲーム」と変わらないことをご理解いただけるでしょう。何を隠そう、あの「ドラゴンクエ スト」も「ファイナルファンタジー」も、TRPGを原点として作成されたのですから、単なるテーブ ルゲームと侮る無かれ。
今では、インターネットの隆盛でテーブルだけでなく、オンライン(チャットや掲示板)で幅広い
コミュニケーションを展開できる要素をもつ「TRPG」。私達は、この素晴らしい魅力をたくさん 秘めている文化を、貴重な娯楽財産として後世に残していきたいと思います。
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